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26.02.24
櫛谷哲史が解説 | ファッション・アパレル業界の最新職種ガイド
本記事では、Fashion Room代表カウンセラー櫛谷哲史が、キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの違いについて解説します。
ファッション・アパレル業界の最新職種ガイド
ファッション・アパレル業界には様々な職種があります。アパレル業界で自分のライフスタイルに合ったキャリアを構築するには、業界を知ることがとても大切です。そこで今回は、ファッション・アパレル業界の代表的な職種やそれぞれの仕事内容を、販売職、専門職、総合職の大きく3つに分類した中からご紹介します。今回の記事を通して、アパレル業界の職種への知識を深め、どんなアパレルの仕事が自分のライフスタイルに合っているのか、またどのようにキャリアアップしていきたいかを具体的にしていくための参考になればと思います。
アパレル業界の職種1. 販売職
販売スタッフ|アパレル販売職
販売スタッフは店頭に立ち商品を販売する人のことを指します。ただ商品を売るのではなく、ブランドのコンセプトやイメージをお客様に伝える役割を担う大切な職種です。自分が広告塔となりお客様にブランドイメージを伝え、ブランドのファンを増やしていくことが売り上げにも大きく繋がるため、「この人から服を買いたい」と思ってもらえるような、自分自身のブランディングをしていく必要もあります。店舗を運営するためには商品を販売する以外にも、在庫の管理や売り場作り、顧客管理など様々な仕事があります。接客力はもちろん、一日を通しての立ち仕事やバックヤード(商品の在庫などを管理するスペース)での仕事は、想像以上に体を使うため、ある程度の体力も必要です。
店長|アパレル販売職
アパレル店長とは、その店舗の運営を任された人のことを言います。販売スタッフになったあと、多くの人はアパレル店長を目指して働きますが、アパレル店長の仕事は直接外からは見えない仕事も多いため、憧れのアパレル店長になれたけれど、想像以上に大変な思いをすることも少なくありません。店舗での接客に加えて、売上を上げるためにどうすることが最適か考えながら仕事をする必要があります。どの商品をどのくらい仕入れるかを判断し、在庫を管理しながら商品の回転が良いお店を目指していきます。本社やテナントとの連携もアパレル店長の仕事であり、店舗の商品動向や来店者動向を把握して本社へ報告し、本社からの指示を店舗で反映させることも求められます。
アパレル業界の職種2. 専門職
ファッションデザイナー|アパレル専門職
服のデザインを行なう専門職で、アパレル業界の花形とも言われている職種です。デザイン能力に限らず、素材やパターン、縫製などその他の専門知識も必要になるため、服飾専門学校や大学を卒業した人がこの職種に就くことが多くなっています。デザインスキルに加えて市場や社会の動き、消費者の嗜好やトレンドなどに敏感なことが求められます。
パタンナー|アパレル専門職
デザイナーが描いたデザイン画を元に、洋服の型紙(=パターン)を作成する専門職です。ほとんどのデザインはデザイナーとパタンナーが協力して作っていると言えます。デザイナー同様、確実な技術と専門的な知識が必要となる職種です。
テキスタイルデザイナー|アパレル専門職
テキスタイルデザイナーとはテキスタイル(布地)のデザインをメインに行う職種です。携わる分野は衣服に限らず、ファッション雑貨やインテリア関係などさまざまです。生地の素材・加工方法・配色など見た目から機能に至るまで、企画から生産を一貫して手掛けるので仕事内容も広く、色彩感覚やコミュニケーション能力など幅広い能力が求められます。
アパレル業界の職種3. 総合職
ファッション・アパレル業界の総合職は販売職、専門職以外の総称です。総合職の業務は多岐にわたるので、ここでは主なものだけをピックアップして紹介します。
マーチャンダイザー(MD)|アパレル総合職
マーチャンダイザー(MD)は、商品販売の戦略を立てる役割を担っているアパレル業界で人気の高い職種です。仕入や価格の計画、数量の設定などを行うため、トレンドや市場の動きをつぶさに観察しながら予測を立てることが求められます。マーチャンダイザーの判断が会社の利益に大きな影響を及ぼすので、強い責任感が求められる職種です。
バイヤー|アパレル総合職
生産元から店舗に並べる商品を買い付ける職種です。常に消費者の嗜好やトレンドに敏感であることが大切になります。売れる商品を判断するスキルは一朝一夕に養われるものではないので、その他の職種を経験してから就くことも多い職種です。
生産管理|アパレル総合職
アパレル企業は商品を生産するための自社工場を持たないところが多いため、商品の生産から流通までの全体を通して管理する人材が必要となります。その業務を担当するのがアパレル生産管理です。工場の選定から納品までの道筋を作り管理するとても重要な職業です。
ディストリビューター(DB)|アパレル総合職
発注した商品を店舗に分配ながら、在庫をコントロールする職種です。店舗一つ一つの特徴や売れ筋を把握し、それぞれの商品の色やサイズの枚数をディストリビューター(DB)が店舗に振り分けていきます。店舗間で在庫を移動させ、売り逃しを防ぐのもディストリビューター(DB)の仕事です。このことから、ディストリビューター(DB)は“商品の司令塔”と呼ばれています。表には見えない仕事ですが、企業・ブランドを支える大切な役割を担っています。
プレス(PR・広報)|アパレル総合職
アパレル業界のブランドの商品広報・宣伝の担当者を指します。メディア媒体などへの商品情報の発信や商品の貸し出し、広告の掲載や商品発表会の企画・実施などなど、業務内容が広い職種です。ショップへの集客や売上向上のためのイベントの計画から実施までを担当します。雑誌などのメディアにプレス(PR・広報)の方が出ていることもしばしばあるため、会社やブランドの顔とでもいえる存在です。アパレル業界では、MDと共に非常に人気の高い職種の一つです。
ヴィジュアルマーチャンダイザー(VMD)|アパレル総合職
VMDとは、ヴィジュアルマーチャンダイジングの略称で、店舗の内装やレイアウト、ディスプレイの指示・管理などをして視覚的なMDを行う職種です。売れ筋の商品を消費者の目に入りやすくするために店頭の一番目につきやすいところに陳列するなど、VMDによる施策は実店舗の売り上げに直結します。MD同様にトレンドや市場、売り上げの分析をしながら、それを視覚的な施策に落とし込む能力が求められます。視覚情報が重視される昨今において、その職能の重要度は年々高まっています。
アパレル営業|アパレル総合職
一般的に、アパレルの製造会社や卸問屋で勤務することが多く、自社ブランドを百貨店や専門店などの売り手に売り込むことが営業と呼ばれる職種の主な仕事です。シーズンごとに行われる展示会の来場者から注文を受けることも重要な仕事です。
EC運営|アパレル総合職
ECサイト・ECモールでの運営業務を行う担当者になります。EC担当者は、ECで売上を作るための運営業務を行います。サイトを構築するエンジニアから、撮影業務のみを行う担当者まで幅広い業務があり、ECのなかでも具体的な業務内容は企業・ブランドによって大きく異なります。一般的には、サイト上で商品を販売するために撮影を行ったり、お客様の対応を行うことを主な業務としている企業・ブランドが大半です。
SNS運用担当|アパレル総合職
近年、宣伝やマーケティングの一環としてSNSに力を入れる企業が増えています。特にブランディングが大切になってくるファッション・アパレル業界の企業にとって、SNSは重要な広告塔と言えるでしょう。SNSがビジネスに活用されるようになってからまだまだ日は浅炒め、SNS運用の仕事はアパレル業界の中でも近年特に注目されている新しい職種です。
デジタルマーケティング|アパレル総合職
デジタルマーケティングとは、ECなどにおけるWEB上の行動データやモバイルアプリやSNSから取得される各種情報データ、実店舗で得られるPOSデータや購買データなどの消費者の行動から得られたデジタル情報を活用したマーケティング手法を指します。直接的な購買喚起に限らず、企業やブランド、商品やサービスのイメージを浸透させるための手法として、あるいは顧客や外部企業との良好な関係性を構築するための手法としてなど、さまざまな場面でデジタルマーケティングは採用されています。
WEBエンジニア|アパレル総合職
WEBエンジニアとは、WEBサイトで使用するWEBアプリケーションの開発・保守を担う職種を指します。WEBエンジニアは大別して、WEBサービスでユーザーが見える部分をつくるフロントエンドエンジニア、ユーザーからは見えない機能を実装するバックエンドエンジニア、フロントエンジニア・バックエンドエンジニアが円滑に開発できる環境を支えるインフラエンジニアの3つの職種があります。
まとめ
今回紹介したようにファッション・アパレル業界には様々な職種があります。アパレル業界での自分に合ったキャリアを考える際に是非参考にしてみて下さい。
ファッション・アパレル業界に特化した無料キャリアカウンセリングが受けられるFashion Room
Fashion Roomは、ファッション業界で働きたい若い世代を応援するために、キャリアカウンセラー達が集まって設立した組織です。ファッションは社会になくてはならないものです。日常に笑顔をもたらし、幸せな感情へと導き、多くの人々の人生を豊かにする可能性を秘めているのです。ファッション業界で働く人々を元気にし、活躍を支援し、世の中に笑顔と幸せの提供を通じて、「よりよい社会づくりの一躍を担いたい」それが、「Fashion Room」の存在意義です。ファッション業界の最新事情に精通したカウンセラーが、ひとりひとりの志向や条件、悩みに応じて無料キャリアカウンセリングを行います。
Fashion Room https://fashion-room.jp/
執筆者:Fashion Room 代表カウンセラー 櫛谷 哲史(くしや さとし)
この記事は、大手セレクトショップの元人事部長であり、過去2万人を超える求職者の方々の面談実績を持つ 櫛谷 哲史 が執筆しました。
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