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26.03.20
櫛谷 哲史が解説 | アパレル業界の男性のキャリアプランとは?
女性が多く活躍しているイメージが強いアパレル業界ですが、アパレル業界に関心がある男性の方や実際に業界で働いている男性の方は、やはり業界自体の将来性が気になるのではないでしょうか。そこで今回は、メンズを取り巻くアパレル業界の現状と将来性、そして具体的なキャリアプランとキャリアアップのポイントについてご紹介します。
アパレル業界で働く男性を取り巻く環境の現状と将来性
経験豊富な男性社員への需要の高まり|アパレル業界男性キャリア
メンズの売り場に行くと、若い男性スタッフばかりが目に付くことがあります。このような現状を何度も目にすると、「アパレル業界で働きたいけれど、将来的にも働けるのだろうか」と不安になるかもしれません。しかし、アパレルショップで働いているのは若い男性ばかりではありません。30代・40代向けのブランドでは30代・40代のスタッフが働いていますし、50代以上向けのブランドなら、やはり同年代のスタッフが接客していることもあります。ショップスタッフに求められるのは「若さ」や「現代的な感覚」だけではありません。ブランドによっては「落ち着き」や「普遍的なスタイル」を掲げ、スタッフもブランドコンセプトに合わせるようになっています。
定年まで働くことが可能|アパレル業界男性キャリア
アパレル業界といっても、すべての職種が販売職に従事しているわけではありません。デザインや企画をおこなうスタッフも必要ですし、販売促進プランを立てる社員や営業を担うメンバーも必要です。年代に応じたブランドに関わることで男性販売スタッフとして定年まで働くこともできますし、営業・企画職などにキャリアチェンジすることで定年まで働くことも可能なのです。また、メンズ販売員としてキャリアを構築していく場合には、ショップマネージャーやエリアマネージャーなど役職にキャリアアップしていくこともあります。販売以外の業務をおこなう場合でも、アパレル業界では年齢に応じてスキルアップが目指せます。
男性のアパレル業界でのキャリアプラン
男性であっても、アパレル業界で長く働き続けることは可能です。しかし、10代・20代の若者をターゲットにしたブランドで、男性販売員として定年まで働くケースほとんどありません。男性も女性と同様に、年齢や自分に合う働き方を考えたキャリアを構築していく必要があります。そこで、アパレル業界で働く男性の代表的なキャリアプランの例をここではご紹介していきます。
キャリアプラン例1. 同じ会社のラグジュアリーブランドに異動する|アパレル業界男性
多くのアパレル企業は、様々な顧客層をターゲットとした複数のブランドを抱えています。幅広い年齢層のブランドを扱っている企業であれば、自分の年齢に合わせてブランドを変えていくことができるでしょう。特に、価格帯が高額に設定されているラグジュアリーブランドの販売であれば、ある程度の年齢以上の経験豊富な販売スタッフが求められる場合が多いと言えます。
キャリアプラン例2. 販売職から本社勤務の職種にキャリアチェンジする|アパレル業界男性
販売員で経験を積み、販売員以外の本社業務に異動するケースもあります。では、本社勤務はどのようなものがあるのでしょうか。そちらも合わせてご紹介していきます。
・MD(マーチャンダイザー):商品の企画から販売までを取り仕切る重要なポジション
・VMD(ビジュアル・マーチャンダイジング):内装やレイアウトなどをプランニングし、商品を魅力的に見せる売り場作りを行う仕事。
・プレス(広報担当):様々な媒体を通しブランドの商品や店舗のPRをして、多くの人に知ってもらう仕事。
・バイヤー:商品の買い付けをメインに行う仕事。
・営業:メーカーなどに勤務し、自社の標品を百貨店やアパレルショップなどへ営業販売をする仕事。
・生産管理:デザインが決定した商品の生産する量や素材、価格、納期などの工程をまとめて管理する仕事。
キャリアプラン例3. 年齢に合った企業・ブランドに転職する|アパレル業界男性
グループ内で中高年向けブランドやラグジュアリーブランドがない場合は、自分の年齢に合うブランドを有する企業への転職を検討してみましょう。宝飾ブランドや海外高級ブランドでは、現場経験のある男性スタッフを必要としていることも少なくありません。
キャリアプラン例4. コーディネイターやバイヤーとして独立する|アパレル業界男性
販売スタッフとして働きながら、コーディネイターやバイヤーとしての資質を身につけ、独立するというキャリアアッププランもあります。また、接客スキルだけでなく経理についても学び、セレクトショップなどをオープンすることもできるでしょう。
アパレル業界でキャリアチェンジ・アップするために押さえておきたいポイント
ポイント1. 接客スキルを高める|アパレル男性キャリア
年齢に合わせて中高年向けブランドやラグジュアリーブランドに移行しようとしても、接客スキルが身についていなければ採用してもらえない可能性が高くなります。丁寧で暖かみのある話し方、落ち着いた物腰、ゆとりのあるラグジュアリー感を身につけ、年齢に応じた職場で働けるように準備しましょう。
2. アパレルについてのより専門的な知識を身につける|アパレル男性キャリア
販売で長く働くことを希望している人は、専門性をアピールできる資格を習得することもおすすめです。専門性的な知識が豊富な人ほど男性販売員は活躍できます。様々な資格があるので、プロフェッショナルを目指してみるのも良いですね。資格の例をご紹介します。
・ファッション販売能力検定
ファッションをビジネスと結びつけて考えられる人材育成のため、ファッション、マーケティング戦略、会計等の全体的な技能・知識を問う検定資格です。
(参照: 一般財団法人日本ファッション教育振興協会、ファッション販売能力検定、https://www.fashion-edu.jp/sh/)
・ウォッチコーディネーター
時計と時、そして販売に関する豊富な知識を取得し、正しいマナーや言葉使いで商品提案をすることができる資格です。
(参照: 一般社団法人 日本時計輸入協会、ウォッチコーディネーター資格検定、http://www.tokei.or.jp/cwc/)
・シューフィッター
足に関する知識と靴合わせの技能を習得し、足の疾病予防の観点から正しく合った靴を販売する事ができる資格です。
(参照: 一般社団法人 足と靴と健康協議会、シューフィッター、http://fha.gr.jp/shoe)
まとめ
アパレル業界では女性だけでなく男性でもキャリアを構築していくことは可能です。年齢や生活の変化に合わせて自分に合ったアパレル業界でのキャリアプランを考えてみてはいかがでしょうか。
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執筆者:FashionRoom 代表カウンセラー 櫛谷 哲史(くしや さとし)
この記事は、大手セレクトショップの元人事部長であり、過去2万人を超える求職者の方々の面談実績を持つ 櫛谷 哲史(Kushiya Satoshi) が執筆しました。
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