Journal

記事一覧

キャリアカウンセリング

26.02.19

櫛谷哲史が解説|キャリアカウンセラーとコンサルタントの違いとは?

櫛谷哲史が解説|キャリアカウンセラーとコンサルタントの違いとは?

本記事では、Fashion Room代表カウンセラー櫛谷哲史が、キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの違いについて解説します。

キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントという同じような資格の名前を聞くけれど、具体的に何が違うのだろうかと、思われている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの具体的な違いについて4つのポイントから見ていきたいと思います。

1. 資格の種類の違い

キャリアカウンセラーは民間資格

キャリアカウンセラーの資格は基本的に民間資格です。キャリアカウンセリング系の資格には様々なものがあり、同じキャリアカウンセラーとしての資格でも、受講する養成講座によって身に着けられるスキル・技術も違ってきます。また、キャリアカウンセラーになる道はさまざま考えられます。民間団体が認定するキャリアカウンセリング資格を取得してから就職を目指す人もいますし、未経験でもアシスタントから経験を積んで、次第にキャリアカウンセリング実務に携わることも可能です。企業や団体によって、求められる資格の種類やスキル、経験に違いがあります。

キャリアコンサルタントは国家資格

キャリアコンサルタントは国家資格として、2016年4月から資格制度がスタートしています。キャリアコンサルタントの資格は、厚生労働大臣認定の「キャリアコンサルタント」講習を受講し、国家試験に合格することで取得することができます。
キャリアコンサルタントは、
レベル1:講義を受け、演習を行った導入レベル
レベル2:キャリアカウンセリングを実践するために必要な知識・スキルがある標準レベル
レベル3:安定的にキャリアカウンセリングができる熟練レベル
レベル4:キャリアカウンセラーの育成を行うことができる指導レベル
の4つのレベルに分けられています。
そのうち、キャリアコンサルタントとして要求されるのはレベル3の熟練レベルとなっています。キャリアコンサルタントとしての実務経験を積むことで、上級資格である1級・2級キャリアコンサルティング技能士の資格取得を目指すことができます。

2. 仕事内容の違い

キャリアカウンセラーとキャリアコンサルタントの仕事内容はあまり変わりませんが、資格取得者が何をメインとして仕事をしているかが大きく違います。

キャリアカウンセラーはスキルアップのための資格

キャリアカウンセラーの資格を取得する人の多くは、自分の本業でのスキルアップ・キャリアアップに活かすことを目的としていることが多いです。取得することで手当が支給される企業もあります。キャリアカウンセラーを本業として仕事をしている人もいますが、副業として本業の知識を活かしつつキャリアカウンセラーとして活躍している人もいます。

キャリアコンサルタントはキャリアカウンセリング業を本業にしたい人のための資格

キャリアコンサルタントは、キャリアカウンセリングの仕事を本業にしたい人に適した資格です。厚生労働省は国家資格であるキャリアコンサルタントの業務を以下のように定義しています。
“個人が、その適性や職業経験等に応じて自ら職業生活設計を行い、これに即した職業選択や職業訓練等の職業能力開発を効果的に行うことができるよう、個別の希望に応じて実施される相談その他の支援”
そのため、キャリアカウンセリングがメインの仕事となるのです。
例えば、学校などで就職活動の支援を行ったり、職業選択などの相談を受けたりします。就職場所は、教育機関だけではなく、ハローワークなどの公的な職業紹介機関、企業など多岐にわたります。

3. 資格の取得方法の違い

キャリアカウンセラーは養成講座などを受講する

キャリアカウンセラーの資格の多くは、養成講座を受講し、試験に合格することで取得できます。講座によっては、在宅試験に対応しているなど、資格取得までが完全在宅で目指せることもあります。キャリアカウンセラーだけではなく、メンタルに不安を抱えている人の支援を行うメンタルキャリアカウンセラー、定年を過ぎた65歳以上の人の支援を行うシニアキャリアカウンセラーに対応している講座もあります。支援の幅を広げたい、本業を活かしてスキルアップを目指したいと考えている人に適しています。民間資格なら資格取得までのハードルも国家資格と比べると低いため、気軽に受験することもできますし、まずキャリアカウンセラー資格取得をしてからキャリアコンサルタントの国家資格を目指す人もいます。

キャリアコンサルタントは養成講座修了後に国家試験を受験する

キャリアコンサルタントの資格を取得するためには、指定の養成講座を修了後、国家試験に合格し、キャリアコンサルタントとして名簿に登録する必要があります。養成講座の受講が必須であり、修了しないと受験資格を得ることができません。そして、キャリアカウンセリングなどの実務経験が3年以上必要の条件もあるため、どんな人でもキャリアコンサルタントの資格を取得できるわけではありません。国家資格であるため受験までのハードルが高いですが、先に民間資格のキャリアカウンセラーを取得して先に実務経験を積み、その後国家資格を取得するという場合もあります。

4. 学習内容の違い

キャリアカウンセラーは通信講座を活用できる

キャリアカウンセラーの資格を取得するための講座は多岐に渡りますが、多くは通信講座を受講し、試験に合格することで取得できます。受講する講座によって内容は様々ですが、基本的にはキャリアカウンセリングのニーズ、社会的な背景、人事労務管理、そして労働法規などについての専門的な知識を学習します。講座にもよりますが、知識を得ることをメインとしているのがキャリアカウンセラーの講座の学習内容の特徴です。

キャリアコンサルタントは厚生労働省認定の養成講座を受講する

キャリアコンサルタントの資格を取得するための条件の1つに、厚生労働省が認定するキャリアコンサルタント養成講座の受講があります。養成講座は1つだけではなく、さまざまな民間団体が実施しています。通学して受講する講座もあれば、通信講座になっている講座もあります。キャリアコンサルタント養成講座は、多くの企業や自治体などで実際にキャリア支援を行ってきた実績を講座内容に反映しています。知識の習得はもちろんですが、キャリアカウンセリングのスキルもしっかりと身に着けることができます。

まとめ

以前は学校を卒業後、終身雇用が当たり前でしたが、現在は転職してキャリアをアップしていくという考えが当たり前になってきています。このような働き方の変化によって、キャリアカウンセラー・キャリアコンサルタントのニーズはどんどん高くなってきているのです。自分のキャリアで悩んだ時には、一度キャリアカウンセラーやコンサルタントに気軽に相談してみてはどうでしょうか。

ファッション業界に特化した無料キャリアカウンセリングが受けられるFashion Room

Fashion Roomは、ファッション業界で働きたい若い世代を応援するために、キャリアカウンセラー達が集まって設立した組織です。ファッションは社会になくてはならないものです。日常に笑顔をもたらし、幸せな感情へと導き、多くの人々の人生を豊かにする可能性を秘めているのです。ファッション業界で働く人々を元気にし、活躍を支援し、世の中に笑顔と幸せの提供を通じて、「よりよい社会づくりの一躍を担いたい」それが、「Fashion Room」の存在意義です。ファッション業界の最新事情に精通したカウンセラーが、ひとりひとりの志向や条件、悩みに応じて無料キャリアカウンセリングを行います。
Fashion Room https://fashion-room.jp/

執筆者:Fashion Room代表カウンセラー 櫛谷 哲史(くしや さとし)

この記事は、大手セレクトショップの元人事部長であり、過去2万人を超える求職者の方々の面談実績を持つ 櫛谷 哲史 が執筆しました。
(詳細プロフィールはこちら