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26.03.09

櫛谷哲史が解説 | アパレル販売員のキャリアプランとその見つけ方

本記事では、Fashion Room 代表カウンセラー 櫛谷 哲史(くしや さとし) が、アパレル販売員のキャリアプランとその見つけ方について解説します。

櫛谷哲史が解説 | アパレル販売員のキャリアプランとその見つけ方

アパレル販売員を数年続けて仕事に慣れてくると、キャリアアップについて考え初める人や、将来について考える方も多いのではないでしょうか。明確な目標があれば、目標に向け動き出すことが出来ますが、そうではない場合は、キャリアアップはしたいけれど具体的にどうしたら良いかわからず、漠然と悩む方が多いのではないでしょうか。そこで今回は、アパレル販売員がキャリアアップを考えた際に、どんなキャリアプランがあるのか、キャリアアップを考えるタイミング、そして自分に合ったキャリアプランを見つける方法をお伝えします。

アパレル販売員がキャリアアップを考えるのはどんな時?

1. ブランドのターゲット層と自分の年齢やスタイルが合わなくなった時|アパレル販売員キャリア

年齢と共に、洋服の好みや似合う服装は変化していきます。例えば、20代前半がターゲットのブランドで、自分がその年齢よりも上になってきた時、そのブランドで働いている自分に違和感を感じるようになり、キャリアアップを考えるアパレル販売員は多いようです。

2. ブランドの接客スタイルが自分の目指すものと異なる時|アパレル販売員キャリア

接客スタイルは、1対1の接客を大切にするブランドや、あまり積極的にお客様へお声がけをせず回転率を重視するブランドなど様々です。例えば、後者の接客スタイルのブランドに勤めていて、もっとお客様とコミュニケーショを取りたいと感じるなど自分の好む接客スタイルと相違があった場合に、他のブランドでも経験を積みたいと考える方が多いようです。

3. 担当ブランドでこれ以上キャリアアップができない時|アパレル販売員キャリア

今勤めているブランドで店長や副店長になってキャリアアップをしたいけれど、年功序列などの環境的要因でキャリアアップが難しい場合もあります。また、頑張って売上貢献をしているが、給与や待遇がよくならないなどの環境が続くと、モチベーションが下がり将来への不安にも繋がるため、こういった状況の場合にキャリアアップやキャリアチェンジを希望する方が多いと言えます。

4. 体力面で限界を感じた時|アパレル販売員キャリア

アパレル販売員は、基本的に立ち仕事です。また、早番・遅番などのシフト交代制での勤務となる為、不規則な生活になりがちです。年齢を重ねていくと体力に限界を感じ、将来を考えるきっかけになる方が多いようです。

自分に合ったキャリアプランを見つけるためのステップ

ステップ1. 自分の理想の働き方を考える

まずは、自分が今どんなことに対して、違和感や将来への不安を感じているかを考えてみましょう。ノートなどに書き出してみると、頭の中が整理できるのでオススメです。そして将来どんな環境でどんな風に働きたいのかを具体的に考えてみましょう。例えば、現状で「ブランドのターゲット層と合わなくなってきた」という違和感を感じているのなら、自分にあった年齢層のブランドや装飾品などの、年齢層にあまり左右されないブランドへのキャリアチェンジを考えてみても良いかもしれません。同時に自分の得意・不得意、向き・不向きなども考えてみると、より具体的なキャリアプランを設計するのに役立ちます。

ステップ2. 自分の理想の働き方を考える

なんとなくでも自分の将来像が見えてきたら、次は情報収集を始めましょう。今の会社で、店長や副店長・その他部署などで頑張りたいと思えば、どんな行動や実績を積めばよいかを、先輩や会社の人に聞いて情報収集してみましょう。また、別の職場で働きたい場合は、求人サイトやアパレル専門転職エージェントサイトなどを活用して情報を集め、その上で今自分がどんなスキルや実績・経験を積めばそこに近づくことが出来るか調査してみましょう。

ステップ3. アパレル専門のキャリアカウンセラーに相談する

自分で情報収集することももちろん大切ですが、個人でアパレル業界の現状などについて情報収集するには限界があります。そんな時に活用したいのが、アパレル専門のキャリアカウンセリングです。キャリアカウンセリングとは、個人のキャリア選択を支援するために行われる、マンツーマン形式での面談です。「自分に適性の高い仕事は何か」「面接では何をアピールすればよいか」などについてキャリアカウンセラーから助言をもらい、自己理解を深めながら次に進むべきキャリアを決めていきます。また、職場の人間関係や家庭問題といった人生全般の悩みも相談に乗ってもらうことで、前向きに新しいキャリアを選択することが可能です。自分ひとりではなかなか次のキャリアを選択できない時に、第三者による客観的な「気づき」を与えてもらえるキャリアカウンセリングは、非常に効果的です。特にアパレル業界のキャリア選びに迷った際には、アパレル専門のキャリアカウンセリングを活用することをお勧めします。

アパレル販売員の代表的なキャリアプラン

同じ会社・ブランドでのキャリアアップ

・ 副店長・店長

店長や副店長を目指す場合は、売上達成とマネジメント能力強化を意識してみましょう。昇格するには、売上目標に対してしっかりと目標達成をする必要があります。また、店舗全体の売上目標を達成出来るように、店舗内のコミュニケーションを円滑に進められるリーダーシップやマネジメント能力も評価の対象になります。新人が入ってきた時に、積極的に教育に携わらせてもらうなど、経験を積むと良いでしょう。

・ エリアマネージャー

エリアマネージャーは一店舗ではなく、担当になった地域で営業するすべての店舗を統括する役割を持ちます。売上目標が複数店舗になるため、店舗同士の売り上げを競わせたり、各店舗の施策について店長同士でディスカッションをさせてブラッシュアップさせたりと、販売員と比べると仕事のスケールが大きく変わります。よりレベルの高い管理能力が必要とされます。エリアマネージャーからは、店舗ではなく本社勤務になることが多いと言われています。基本的にはデスクワークが中心なので、店舗での実際の販売には関わりませんが、売り上げを直接的に左右する責任を負うために、販売員と比べると高収入である場合が多いです。

・ 販促企画・マーケティング職

アパレル販売員のキャリアパスには販売に関わる以外の職種も存在します。その代表的なものが販促企画で、販促企画はマーケティングやセールスプロモーションと呼ばれることもあります。販促企画は、ディスプレイや内装などのブランドイメージを作る仕事です。ブランドイメージを作り上げることで、自分たちが狙った顧客層に来店してもらうことを目標としています。また、最近ではスマホアプリと連動させた集客施策を打つなど、販促企画が行う仕事の幅は広がっており、今まで以上に幅広い仕事に携わることができるキャリアになっているのも特徴です。こちらもエリアマネージャーと同様に、店舗ではなく本社勤務となります。オフィスや会議室で企画立案をしてから、店舗へ行って具体的な施策を行います。

・ バイヤー

バイヤーの仕事は買い付けだけではありません。企業によっては、MDと共に商品会議に参加する場合もあります。その会議での商品計画を元に買い付けを行います。買い付けで国内外を飛び回りながらも社内での仕事もあるため、とにかくフレキシブルに動き回らなければなりません。売れる商品を見極めて買い付けを行うため、販売員での経験と知識を活かすことができます。買い付けた商品は各店舗へ納品され、売れ行きやお客様の反応まで確認するのも大切な業務の一環です。お客様の反応が数字によっても確認できるため、ダイレクトに結果を見ることができます。

・ 同じ会社の別ブランドへ異動

今のブランドが自分に合っていないと感じているけれど会社は好きという方は、上司に相談してみても良いでしょう。定期的に面談を行い、年に1度異動願いを受け付けているというような企業もあります。まずは、上司に相談をして、そういった方法があるか確認してみましょう

違う会社・ブランドでのキャリアアップ

求人サイトをチェックして、自分の好みのブランドや接客スタイル・理念・条件など、自分に合うブランドを探してみましょう。今すぐに応募したい求人がなくても、常にアンテナを張っていると、理想のブランドに出会う可能性が高くなります。求人サイトのスカウト機能を使うのもオススメです。ブランドから、オファーが来るので、自分を必要としているブランドを知ることが出来ます。すぐに転職をしない場合は、今の職場で成果や実績を積んでおくと、転職活動をスタートした際にアピールすることが出来ます。売上達成に向けて工夫したことや数値を提示できるように、意識して働いてみましょう。

異業種へ転職

アパレル業界以外の業界で新たなことに挑戦したいという方も、まずは求人サイトをチェックしてみることをオススメします。具体的にどんな仕事があり、どんなスキルが必要かを確認することで今自分が何を準備する必要があるかが見えてきます。異業種への転職の場合は、しっかりとその仕事について情報収集しておくことが大切です。

アパレル販売員の経験者は、下記のような業種に転職するケースが多いようです。

◆営業・サービス系など
求人数が多く、活躍しやすい職種。コミュニケーション能力が高いアパレル販売員は、採用されやすい傾向があります。

◆一般事務・経理など
未経験OKの求人もあります。コツコツと仕事をしていくのが得意な方は活躍できます。

◆マーケティング・広報など
未経験OKの求人が少ない職種。ただ、トレンドに敏感なアパレル販売経験者は、活躍できる可能性を秘めています。

Fashion Room - アパレル業界でのキャリアパスを相談できるキャリアカウンセリング

Fashion Roomは、ファッション業界で働きたい若い世代を応援するために、キャリアカウンセラー達が集まって設立した組織です。ファッションは社会になくてはならないものです。日常に笑顔をもたらし、幸せな感情へと導き、多くの人々の人生を豊かにする可能性を秘めているのです。ファッション業界で働く人々を元気にし、活躍を支援し、世の中に笑顔と幸せの提供を通じて、「よりよい社会づくりの一躍を担いたい」それが、「Fashion Room」の存在意義です。ファッション業界の最新事情に精通したカウンセラーが、ひとりひとりの志向や条件、悩みに応じて無料キャリアカウンセリングを行います。
Fashion Room https://fashion-room.jp/

執筆者:Fashion Room 代表カウンセラー 櫛谷 哲史(くしや さとし)

この記事は、大手セレクトショップの元人事部長であり、過去2万人を超える求職者の方々の面談実績を持つ 櫛谷 哲史(Kushiya Satoshi) が執筆しました。
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